郊外の住宅らしく、敷地にゆとりがあり、将来的は、ここに菜園を作る予定であるとのこと。住宅の南側に配した雁木の下で、菜園から採れた野菜を調理しながら、団らんができるスペースを備えています。この雁木は、玄関と連続しており、直射日光を遮る効果も見込むことができ、省エネにも有効であると評価させていただきました。
アウトドアを好まれる、ご家族の住まいであり、無垢材を多用した仕上げは、温もりを感じる。大きな吹き抜け空間は、ゆとりを演出しており、玄関と一続きになっている。土間スペースには、薪ストーブがあり、ストーブの背面にあつらえたタイルの質感、モダンな照明に加え、ソファーなど色使いなど、アメニティーの高さを感じさせてくれる。このように、標準的な面積でありながら、自由で豊かな空間を演出している点などを評価させていただきました。
祖父母から受け継がれた和風住宅をモダンな住まいへとリノベーションした物件でありますが、襖で仕切られていた、二つの和室と縁側のような三つの空間をひとつに繋げ、リビングダイニングとしながら、耐力壁を設けて、耐震化につためられていることも評価しました。キッチンの背面収納をオーダーにするなど、施主の希望を適えながら、バリアフリー、省エネ化など、バランスの良いリフォームであると評価させていただきました。
古民家をモダンな住宅にリノベーションした物件でありますが、間取り変更を伴う改修工事の中で、動線の改善も行っているが、構造的にも無理のない計画で進められたものと拝察いたします。このリフォームは、バリアフリーや断熱工事も行っていますが、相当程度、コストパフォーマンスが高いものと拝察いたします。
2025.1.13
2019.9.9
2018.9.13
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